『猫の介護ハンドブック 

~気持ちに寄り添う緩和ケア・ターミナルケア・看取り

2022年11月30日発売

 

監修:江本宏平

四六判  縦188mm 横128mm 厚さ13mm  176ページ
価格 2,020円+税=2,222円(にゃんにゃんにゃんにゃん)
ISBN 978-4-910212-06-7   C0077

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《監修者プロフィール》

江本宏平 (監修)
えもとこうへい。往診専門動物病院 わんにゃん保健室 院長。高齢動物医療福祉協会 代表理事。日本・アメリカ・カナダで獣医療を経験し、2017年に往診専門の動物病院を開院。往診獣医師として、慢性疾患等に苦しむ犬猫と飼い主さんに寄り添い、在宅での緩和ケアやターミナルケアをサポートしている。ペットの看取りに関する情報発信も積極的に行う。Instagram @koheiemoto

 

入交眞巳 (特集「悩ましい高齢猫の問題行動と認知症」監修)
いりまじりまみ。米国獣医行動学専門医。どうぶつの総合病院 行動診療科主任。東京農工大学 特任講師。ねこ医学会(JSFM)学術理事。同居する愛猫は、Fluffyくん(愛称:フラの助・2才)。天国組は、海の進くん&小太郎くん。

 

◉内容紹介

 

室内で暮らす猫の寿命は伸び続け、平均寿命を調べた統計では、いよいよ16才を超えました。そんな「猫も高齢化」の時代、動物愛護の機運の高まりもあり、年を重ねた猫を最期まで大切にお世話する考え方も定着しつつあります。
※16.22才。一般社団法人ペットフード協会「令和3年 全国犬猫飼育実態調査」より

その一方で、猫が老化や重い病気で十分に体を動かせなくなってきてからの自宅でのケアの情報や介護サービスの普及が追いついていない課題があります。とりわけ猫は、見慣れぬ人や環境を苦手としやすい気質から、他者へお世話を頼りにくい動物です。動物病院で検査や治療を受けさせながらも、自宅では「食べてくれない」「投薬や看護的なケアに抵抗する」姿を前に心をすり減らし、何とかできないかと手探りで対応する。そのような方々の迷い、悩みが、インターネット上でも散見されます。

近づくお別れを覚悟して悲しみに暮れながら過ごす方もいれば、終わりが見えない介護に疲れ切ってしまう方もいます。本書の制作も、実際に愛猫の看取りを経験した飼い主さんたちからの強い要望が、きっかけとなっています。

--この本を出版する目的は、大きく2つあります。

1つめの目的は「支え」です。今、まさに愛猫を介護している方に実践的な情報を丁寧にお伝えし、精神面をサポートできたらと考えています。

本書は、在宅での緩和ケア・ターミナルケアに心血を注いできた往診専門の獣医師・江本宏平先生による監修のもと、介護の具体的な“方法”と介護期の猫との“向き合い方”をまとめています。猫の看取りに直面する飼い主さんと対話し、心に寄り添ってきた獣医師によるアドバイスは、きっと猫と人の双方にとって力強い支えとなるはずです。

さらに、夜鳴きやトイレ以外での排泄といった問題行動、認知症のような症状など、飼い主さんが追い詰められやすい高齢猫の困りごとを特集しています。獣医行動学のスペシャリスト・入交眞巳先生をアドバイザーに迎え、これらの行動の理由や対応をくわしく解説します。

2つめの目的は「備え」です。健康な猫の飼い主さんや、これから猫を迎えたいと検討中の方も、ぜひ一度、老化や病気で弱っていく未来の猫の姿と、介護にあたるご自身・家族の姿を想像してみてください。そしてその時が訪れるまでの準備に、本書をご活用いただければ幸いです。

 

◉目次

序章 猫の介護/1章 食欲が落ちた・食べない猫のサポート/2章 脱水を防ぐ水分補給と皮下点滴 /3章 QOLを保つ環境の工夫とお世話/4章 様子を見てはいけない症状 /5章 緩和ケアと薬の飲ませ方 /6章 ターミナルケアと最期の日々/★特集:悩ましい高齢猫の問題行動と認知症